チーム理念

 

設立から45年間、ずっと"Players Centered" 

こだわるのは「野球を楽しむ」こと

 

1.短時間練習

練習は日曜と祝日の午前中3~4時間のみ(ただし日祝午後、および土曜日に対外試合が入った場合を除きます)。

成長途上にある小学生の長時間練習、多すぎる試合は様々な故障、障害の原因となり、将来的なリスクを増大させる恐れがあります。それは勝敗を争う「競技スポーツ」の選手という側面だけでなく、「生涯スポーツ」のプレイヤーという観点でも野球を継続し楽しむことに支障が出る可能性があります。

また、ご家族で過ごす休日やお友達と遊ぶこと、各種習い事やイベントへの参加が制限され、小学校の時にしか経験できない多様な機会を奪ってしまいかねません。

当チームには、練習のない時に学習塾をはじめ、その他のスポーツ(サッカー、ハンドボール、剣道、水泳、等)やピアノ、ダンスなど様々な活動に参加している選手がいます。

練習をお休みすることや、他の活動のための一時休部も問題ありません。

 

「短時間の集中した練習で楽しく強いチームを作る」

 

 これは会長である尾崎晋(練馬区学童野球連盟顧問)がチームを創設してから45年間、一貫した運営姿勢です。

 

 

2.愉しく強いチームを目指す

 野球のできる公園や空き地など、親子で気軽にキャッチボールできる環境が非常に少なくなっています。小学校の校庭に集まり、周囲を気にすることなく、思い切り野球を楽しみましょう。当チームでは選手の父母がコーチとなり、いっしょに参加することを歓迎しています。

 野球は失敗の多いスポーツですが、そこから学ぶことも多いです。行き過ぎた勝利至上主義は否定しますが、全力で勝利をめざしています。そのために積極的にトライする事を奨励しています。

ノーサイン・ノーバント、三振や失策には「OK! 次は大丈夫、思い切りやろう」。罵声指導はしません。

また、試合に出る、その緊張感の中でこそ技術や精神は鍛えられるものと考えています。練習試合・公式戦を問わず、できるだけ多くの選手が出場し、守備機会や打席数を確保できるように配慮しています。(※)

 夏合宿、クリスマス会、初詣や定期記録会(遠投、ベースランニング、ターゲットヒッティング、ストラックアウト、スピードガンコンテスト、等)などの楽しい行事を行っています。

 

※【主な試合と選手起用の基本方針】

・練馬区学童野球連盟戦(トーナメント戦)
 学年に拘らず、ベストメンバーを組むことを基本とします。

(大会名:ジャビット杯春季大会、練馬区民大会、秋季選手権大会、4年生大会、新人戦)

・所属リーグ戦(リーグ戦)
 上級生の起用を優先します。Aリーグ戦の場合6年生優先。

(大会名:Aリーグ戦6試合、Bリーグ戦3試合前後)
・練習試合、ジュニア交流戦、キンダー交流戦、紅白戦
 全選手の出場を原則とします。

(試合数:練習試合A、B10前後、交流戦4前後、紅白戦随時)


※これらは基本的な方針ですが、選手の体調・指導の観点・試合の重要度・技術面の配慮を踏まえ、監督およびコーチの判断を加味し、臨機応変な運用を行います。

※出来るだけ多くの選手に出場機会を与えるため、練習試合を多く組むことを心掛けています。

 

 

 

3.科学的根拠に基づいた指導

短時間の活動の中で、できるだけ効率的な練習メニュー、最先端の理論を導入し推奨しています。(例:バックハンド捕球、右足前捕球、ショルダープレーン理論、キレダス、迷彩ボールの導入、各種アジリティー、リズムトレーニング、ピッチングマシン利用)

また、野球をする機会が減少する中で、チームで初めてボールに触れる選手も少なくありません。当チームはボールを投げたり打ったりしたことのない選手にも丁寧に指導しています。チームのグローブやバットも貸出しています。

「まずやってみる」ことで選手に多くの引き出しを提供しますが、最後の選択は選手の判断に委ねます。故障のリスクがある場合を除き、フォームなどの強制はしません。

チームには「JSBB公認学童コーチ」資格の取得者や高校・大学での野球経験者がおり、全体をリードしながら指導を行っています。(※)

 各学年で複数バッテリーの育成を行い、練習試合でも投球数制限を導入するなど、選手の肩肘に負担の少ない体制を作っています。

 また、練習の半ばに30分程度の休憩時間をとり、ゼリーやおにぎりなどでエネルギーを補給する「もぐもぐタイム」を導入しています。(通年)

 

※「JSBB公認学童コーチ」資格

全日本軟式野球連盟(JSBB)が、都道府県の登録学童チームにおいて、次世代を担う学童部競技者が野球に親しみ、安心して競技力を向上させながらスポーツ障害などに悩まされることなく競技にあたることができるようにするために設置された資格。(詳細は、https://jsbb.or.jp/coaches/

 

 


4.ご家庭の負担を最小限に

 夏季(5~11月)の「見守り当番」(熱中症対策として、体調不良選手のサポート、練習時1シーズン1回程度、試合時1シーズン3〜5回程度)をお願いしています。(※)

 また、公式戦では審判へのお茶出し(3回終了時)が恒例となっており、当チームでもお願いしております。(現在感染症対策で停止中)

 練習をお休みすることや、他の活動のための一時休部も問題ありません。

 父母会は年4回です。(オンライン参加可)

2月 新年度体制説明

6月 会計報告と合宿打合せ

11月 クリスマス会と初詣打合せ

1月 卒団式打合せ

 入部費1,500円、チーム活動費月2,000円(スポーツ保険料込)を徴収しています。

 帽子はチームで準備します。ユニフォームは卒団生のお下がりがありますが、新品がいい場合には実費(チームネーム入り上着5,430円)をいただきます。

 試合が多くなる4年生以上では、スライディングパンツ(市販価格3,000円~5,000円程度)の購入をお願いしています。(複数バッテリー制に伴い、ルール上捕手のファールカップ装着が必須であるため。なお、チームで数枚準備しています。)紫外線対策としてサングラスの着用も奨励しています。(※※)

 また、卒団生や成長に伴い履けなくなったスパイクやユニフォームの無償譲渡会を定期的に行っています。

 

公式戦では大会運営サイドより熱中症対策としてベンチの中にコーチ以外の選手サポート要員を配置するよう要請されています。このため試合数により若干増減します。

 

※※屋外の紫外線量は年々増加傾向にあり、様々な健康被害の原因となる紫外線対策が重要になってきています。当チームでは、練習・試合を問わず、選手のサングラスの着用を推奨しています。ただし試合規定で投手のミラーグラス着用は禁止されていますので、選択の際はご注意ください。(2023年12月現在) 

 

 

5.自主性の尊重

 本来、野球は選手が主役です。試合では瞬時の判断が必要であり、コーチの指示を待っている時間はありません。

 選手自身が自分で考え、工夫し、疑問や悩みがあった場合にコーチがヒントを与える。

 当チームのコーチが試合でサインを出すことはしませんが、ピックオフプレーなど選手同士のサイン交換はむしろ積極的に導入しています。

そのような自主性を育むために、練習道具を運ぶ、ラインを引く、後片付けも選手のみで行っています。(ただし大型のネットや重いピッチングマシンなど危険が伴う可能性のあるものについてはコーチが行います。)

また、勝利至上主義ではなく、勝利への意欲を持つことを奨励していますが、少ない時間の中でいかに効率的な練習をしても、それだけで高いレベルに到達することは容易ではありません。そこで選手が練習時間以外に自宅で取り組む「自主練習」を奨励しています。

 そのほか定期的な能力測定(遠投、走塁タイム等)を行い、自分の成長を確認できる機会を設けています。

 

 

6.リスペクトする心を育む

 野球の試合にはとても多くの人が関わっています。自分のチームと相手チームの選手を始めとして、会場整備をしてくれるコーチ、審判、記録係、投球数のカウント係。また前日から準備や体調管理に気を使い、応援に駆けつけてくれたお家の皆さん。どれも欠くことができません。

 こう考えると、試合ができること自体がまさに奇跡です。もし相手チームのメンバーが集まらず不戦勝となっても、試合ができる楽しさにはかないません。

 当チームでは、選手にもこのことを伝えています。相手チームがいるから試合が出来る、だからこそ全力を尽くす。コーチも同じ気持ちで試合に臨んでいます。(「ケチョンケチョンにしよう!」といいながら、逆にやられることもありますが。)

 選手とコーチの関係も同じように互いを尊重する。失敗したら「次は大丈夫、思い切ってやろう」と励ます。

 もちろん最低限の挨拶や礼儀は指導します。しかし最も伝えたいことは、まずは野球を心から楽しむこと、そしてそれをサポートしてくれる周りに感謝することです。

 また、普段お世話になっている近隣の方々への感謝を込め、小学校周辺の清掃活動を定期的に行っています。